―1999年 秋。
 惨劇の祟りと狂気の呪いが封印された匣が、再び開かれた。


 
   特別な事など無い。平穏で、たた退屈な日々が過ぎる伏木町。
 悲劇も惨劇も、殺人も猟奇も遠い国のお話。
 穢れは匣の中に封印してきた。
 
 だが
匣は再び開かれ、ヤタガラスの祟りが蘇る。
 そして、蹂躙されていく日常に現れた呪い。

 
夜な夜な人を殺し人を解体し人を匣に詰める殺人鬼。
 祟りを恐れ藻掻き苦しみ狂っていく住人。
 白熱の狂気をもたらし邪な魔薬――ネバー・モア。
 
 交錯する思惑、嫉妬、狂気、殺意と愛情。
 隠された悪性。曝される醜さ。忌諱すべき死。
 壊れていく家族。崩れていく正気。欠けていく日常。

 夜闇に潜む夜鳥が、人々を夜ごと惑わし
 或一つの家族の日常が、終わりに向けて加速する。

 深海めいた樹海に有る古の神社。
 そこに住む純白の少年、シキとの出逢いによって
 妖しく幽かな日常が、今、始まる。

 
さぁ、惨劇の 幕をあげよう。

 






  第一幕  赤い祟り  (PDF)
 

第二幕  黒い呪い  (PDF)

第三幕  青い禊ぎ  (PDF) 

第四幕  白い穢れ  PDF) 














年表
1991 年 鳥の森神社同時多発変死事件      
   
伏糸住宅団地大火災

奥津城夫妻失踪

4/イナイイナイ
1996年 4月
連鎖神隠し事件


1999年 6月
花鏡寺女学院 悪魔憑き事件

戌神・犬飼家 惨殺事件

2/フタリアヤトリ


1999年 9月
妃真賀村山中で匣が発見

連続箱入り殺人事件

1/カクレアソビ


1999年 11月
妃真賀村御三家、ツイナ一夜

3/カゴメカゴメ

八咫烏祟り、終了


2000年
シキ、■■に出逢う

世紀末の吸血鬼、襲来

5/モミジガリ







 

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